G検定合格記
何の記事??
近年、聞かない日はないほどにホットな話題となっている AI ですが、良くも悪くも正しい認識を世間には持たれていません。
「AI が仕事を奪う」「AI が人類を滅ぼす」といった、マイナスのイメージもあれば、「AI を使えばなんでもできる」「AI がビジネスを加速させる」といったプラスのイメージも持たれています。
さてここでビジネスにおいて、過大評価されていたり正しくない認識のまま AI の導入をしようとしたら・・・もしかしたら導入後に「こんなはずじゃなかった」などとなりかねないですよね。
そこで、AI を事業活用する上で必要な知識があるかを証明する資格である「G検定」についての紹介と合格するのに行った学習方法的なものを記事にさせていただきました!!
G検定とは
G検定とは
G検定は、一般社団法人日本ディープラーニング協会が主催する AIやディープラーニングに関する検定です。
G検定の公式サイトによると、
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
と定義されています。つまり AI とは何かを知っていて、それをビジネスに使うにあたって必要な知識を有していることが試される資格試験ということです。
G検定の概要
それでは G検定の概要をみていきましょう。
受験資格
受験資格は特別ありません。受けたいひとは全員受験できます!
実施概要
- 試験時間:120分
- 出題形式:知識問題(多肢選択式・220問程度)
- 受験地:オンライン実施(自宅受験)
受験費用
- 一般:12,000円(税抜)
- 学生:5,000円(税抜)
出題範囲
- 人工知能(AI)とは(人工知能の定義)
- 人工知能をめぐる動向
- 探索・推論
- 知識表現
- 機械学習
- 深層学習
- 人工知能分野の問題
- トイプロブレム
- フレーム問題
- 弱いAI
- 強いAI
- 身体性
- シンボルグラウンディング問題
- 特徴量設計
- チューリングテスト
- シンギュラリティ
- 機械学習の具体的手法
- 代表的な手法
- データの扱い
- 応用
- ディープラーニングの概要
- ニューラルネットワークとディープラーニング
- 既存のニューラルネットワークにおける問題
- ディープラーニングのアプローチ
- CPU と GPU
- ディープラーニングにおけるデータ量
- ディープラーニングの手法
- 活性化関数
- 学習率の最適化
- 更なるテクニック
- CNN
- RNN
- 深層強化学習
- 深層生成モデル
- ディープラーニングの研究分野
- 画像認識
- 自然言語処理
- 音声処理
- ロボティクス (強化学習)
- マルチモーダル
- ディープラーニングの応用に向けて
- 産業への応用
- 法律
- 倫理
- 現行の議論
一般社団法人ディープラーニング協会って?
一般社団法人ディープラーニング(以下 JDLA)は、AI 界隈で非常に有名な東京大学の松尾豊先生が理事長を務める「ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指す」協会です。
理事長の松尾先生以外にも理事の中には有名企業の方であったり有名大学の教授陣が名を連ねています。
学習方法
学習方法の具体的な書籍などを紹介する前に G検定の特徴について触れておきます。 G検定は自宅受験であり調べることも一応できます。
とはいえ、調べられるから何も覚えてなくて良いかというと、、、痛い目をみます。かなり時間が足りなくなります。
そんなちょっと特徴的な G検定に向けたテキストや問題集を紹介します!!
公式テキスト
まず、確実に抑えておきたい本は公式の教本です!!
ネットの声では「公式テキストは意味ない」のような意見もありますが、僕はそうは思いませんでした。
たしかに公式テキストでは紹介されていないようなものが多く試験には出ましたが、資格のための勉強をする一番最初の本としてはお勧めです。
私は元々 AI関連の知識があり、実装なんかもやっていましたがやはり AI の歴史や実例といった資格ならではのものはこの公式テキストで学習したため既に AI の知識があるよという方も G検定合格を目指す方は是非一度目を通していただきたい一冊です。
2冊目におすすめ!!
先ほど紹介した公式テキストが終わった後ですが、問題集に取り組むのではなくもう一段階読み物をオススメします。
特に以下のような個人出版?(すみません、厳密に正しいのかわからないですが)のような、合格者が本にまとめたものが良いと思います。
kindle unlimited の対象も多くあり、僕は以下の本を読みました。(合格後に復習で読んだものもあります)
この中から1、2冊を選ぶのが良いと思います。
問題集
ここまでインプット学習が多かったので、とうとう問題集に取り組みましょう。
まず確実に公式の問題集です。
この本に関しては、ほぼほぼ100% の正答率がでるようにしておきましょう。本番はこれに比べてかなり難しかったです。
次に本ではないのですが、以下のサイトで補強しましょう。
Study-AI というサイトです。
難易度的には本番に一番近かったなという印象です。最初はかなり落ち込む結果になる方も多いかと思いますが、是非反復するようにしましょう。
結構似た問題が出ていたなという印象です。
受験当日
受験当日は、これまで自分が使ってきたテキストなどがすぐ開けるようにしておくと良いでしょう。
僕は書籍が多く、検索できるように事前にPC上にメモ化しておくんだったと当日に後悔しました。
とにかく時間との勝負になりますので集中できる環境を整えておきましょう。
宣伝
MENTA
最後に
G検定は最近受験者がどんどん増えてきていますが、他の資格と比べて保持者の多い資格ではないだけに早めにとっておきたい資格となります。
AI人材が不足すると言われている今、AI を知り、使いこなせる人材になる第一歩を G検定合格という形で証明してみてはいかがでしょうか。
是非 G検定合格を目指して